デザイン 東京 西嶺町
 
 
グランツ コラム
   
 

 
 
 

グランツEYE(アイ)はきらめきを感じとる心の目を表しています。
仕事や日常を通じて感じる事や出来事をグランツEYE(目線)で綴るコラムページです。社名である『GLANZ』とは"きらめき"を意味します。"きらめき"を感じとる心を大切にしたい。そんな気持ちのもとに生まれたページです。

   





先日、大分県九重町にある、「夢」という名の日本一の大吊橋を渡った。標高777mにあるこの大吊橋は昨年の10月30日に完成し、高さ(173m)、長さ(390m)とも日本一と言うことで、この日も大変な人の賑わいだった。私は渡る前に目の前に拡がる大パノラマと、この眼下に拡がる景色を安易に受け止めていた。そうナメていた。私は高所恐怖症の域ではないが、この吊橋はとても恐い。幅は1.5mと狭く、人がようやくすれ違える程度、しかも足下はネット状の金属板で下が透け透け、歩くたびにギッシ、ギッシという音が恐怖感をあおる。橋の入り口付近で2〜3度行ったり来たりしながら、とにかく折角来たのだからと下を見ずに歩き出す。「イチニ、イチニ(心の中で)」立ち止まる余裕はない。この橋の名は「夢」。私は渡らず諦めたり、この場で戻ってしまっては何か夢に破れたようでシャクなので、とにかく前進した。「夢を渡り切るんだ。とにかく夢を」そう自分に言い聞かせ、ひたすら前進した。ただひたすら歩く390mはとても長い。まさに天空の散歩道という名に恥じない代物。渡り着いた先はあの世かもしれないという気分にさえなるこの吊橋。機会があれば是非一度お試しあれ。

 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
     
     
     
     
     
      コラム 戻る コラム 次へ  
     
グランツ 東京 西嶺町
 
グランツ コラム 目次
 
CopyrightGLANZ Co.,Ltd. All Rights Reserved.