グランツEYE（アイ）はきらめきを感じとる心の目を表しています。
仕事や日常を通じて感じる事や出来事をグランツEYE（目線）で綴るコラムページです。社名である『GLANZ』とは"きらめき"を意味します。"きらめき"を感じとる心を大切にしたい。そんな気持ちのもとに生まれたページです。

「仮にそうだとして直すのはそんなに大変な事ですか？」「しかもNさんは最初に送ったものと違うなと、思ったんですよね？そこでお客さんに確認もなしで進めていいんですか？」私は原因と正しい結果が欲しいだけだ。そして一先ずやり直す事で電話を切った。私は納得がいかず悶々としていたが、しばらくしてN氏からの電話。「すみません。現場の方ではちゃんとなってました。」「それと送っていただいたのもちゃん重なってます。ごめんなさい。」私はやっぱりと思ったが、原因がわからない。明らかにデザインが変わってしまっているのだから…すると先方の説明としてはコピーで原稿が変わってしまっているようなのだ。4色のフルカラーコピーではなく、A色、B色と分ける2色のコピーの場合に識別する為に間に白を入れるのだろう。でも実はここにどこにでもありそうな企業のリスクが潜んでいる。まずN氏はお客である私のクレームに対し速やかで、丁寧な確認を怠っている。もう一つはN氏は責任ある立場にありながら現場を何も見ていない事と同じだ。この事故は機械の問題ではない。管理の問題なのだ。失敗は誰にでもある。そこを責めてもしょうがない。大事なのはその失敗から何を学ぶかだ。