グランツEYE（アイ）はきらめきを感じとる心の目を表しています。
仕事や日常を通じて感じる事や出来事をグランツEYE（目線）で綴るコラムページです。社名である『GLANZ』とは"きらめき"を意味します。"きらめき"を感じとる心を大切にしたい。そんな気持ちのもとに生まれたページです。

この事業を初めた頃に（約2年前に）当事者の中でもまさかパリに行けると思っていた人間はいないだろう。私も議会で県連のI氏が息巻く中、半信半疑だった。それもその筈で世界約1,000のブランドが参加するこの既製服（プレタポルテ）の国際見本市で独創性の高いセクションでもある『カサボ』は審査も厳しいとされていたからだ。しかし結果的にはI氏の情熱が勝った。勿論出展には絣の織元さんや私も含め多くの人間が関わっていて、ここまで漕ぎ着けたのは統べての方々の情熱の総決算と言える。出展は2月の2日から4日の三日間。やはり我々日本人の存在は結構目立つ。日本とは違い、世間話しを交えながら会話ができないのがネックだがフランソワーというフランス人の女性通訳者が着いた。彼女はとても陽気な性格で仕事熱心な女性だった。出展は思いもよらず好感触なものだった。一緒に行った織元の若い世代の方々もそれぞえに手応えを感じていたに違いない。各々が自分の目で見て、耳で聞いて、触れて感じる事はこの久留米ブランド化事業の中でやがて大きな意味を持ってくるだろうと感じた。しかし我々は今ようやく入口に立ったと言えるかもしれない。